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技術情報

防食工事

防食工事の種類

港湾鋼構造物の防食/補強対策には、各種の工法が開発されております。どのような防食工事があるか、また工法を用途別に紹介致します。

防食工事の種類

ペトロラタム被覆工法

ペトロラタム被覆工法は、鋼材にペトロラタム系防食材を塗布し、更にペトロラタム系防食材が含浸された ペトロラタムテープを巻き、その上に緩衝材付き保護カバーを装着し、外部と遮断する現地被覆工法です。

ペトロラタム被覆工法は、保護カバーの種類や固定方法などにより複数のタイプがあります。

ペトロラタム被覆工法図解

水中硬化形被覆工法

水中硬化形被覆工法は、水中において施工可能なエポキシ樹脂系被覆材(水中硬化形被覆材)を、ウェット ハンド法、シート法などにより、鋼材表面に膜厚5mm程度に被覆する工法です。

素地調整はブラスト処理を行い ISO Sa2以上に仕上げた後、塗布します。防食対象物の複雑な構造にも適用可能です。

水中硬化形被覆工法図解

電気防食工法(流電陽極方式)

電気防食工法は、鋼材から電解質(海水)へ流れ出ようとする腐食電流に対して、これに打ち勝つだけの直流 電流を外部から鋼材へと連続的に流し込むことにより、鋼材がイオン化(腐食)することを防止する工法です。

流電陽極方式は、鋼材よりイオン化傾向の大きな金属(アルミニウム合金)を鋼材と電気的に繋ぐことで、鋼材を防食します。

電気防食工法図解